茶々の里

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ナイトは18歳


        彼の名前は「せろり」くん。
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                               その朝、彼はナイトだった。 騎士だった。





                函館山の麓の公園で、連れのいない放たれた犬がいた。
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         セロリくんは、無防備なわたしたちに駆け寄って、
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         「あの子はね、ニンゲンの世界でいうとこの野良犬。
          この辺りでは、他のコやニンゲンを噛むってウワサがあるんだ。
          だから、近寄っちゃダメさ。ほんと、気をつけてね。」って教えてくれた。
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         茶々は、そのお礼に、匂いを嗅がせ  ( ~笑~ )
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         わたしは、セロリくんの飼い主さんと話した。
         彼は18歳。
         完全に失明して、もう何年かたつんだって。
         「かわいそうなんだよ。でも、お散歩は大好きなんだよ。」と。

         飼い主さんがそばにいるが、彼は自由にお散歩してた。
         あしどりも、よろよろとしたかんじではなく、しっかりとしてた。
         危険だとウワサの野良犬とも、ケンカになることはないそう。
         とてもちいさく、愛らしい容貌だけど、
         野良犬も一目おかずにいられないのは、
         かわいい見た目だけで、わたしたちにはわからない・・・・・
         にじみでる18歳のカンロクなのかな。
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                               茶「せろりくん、18歳のナイト(騎士)だったんだ。」



         ことしになって、お友達わんこの訃報、月一件ペースでうかがう。
         8歳の茶々より、少し年上だったり、少し若かったり・・・。
         突然の死が訪れたコもいれば、長く闘病されていたコもいた。
         みんな、その飼い主さんたちとともに、一生懸命生きてきた。

         こうして持病があっても、18歳でお元気なわんこに会い、
         短い時間だったが、ぽつりぽつりと語った飼い主さんの優しさにふれると・・・・
         こればっかりは、それぞれで、さまざまで、
         どんなことがあっても、仕方ないって・・・思った。

         病気であっても、元気でいても、わたしたちのそばにいて、
         気弱になるココロを支えてくれる存在であることはかわらない。

         悲しいことだけど、もし亡くなってしまっても、
         たくさんのエピソードが、いつか、さみしがるココロをなだめてくれる。

                   これは、犬とはかぎらない。
                   ほかの動物だって、
                   そうヒトだって、
                   虫だって、植物だって、
                   イキモノではない「物質」だって、
                   愛する気持ちをもった対象は、すべてそうだ。 

                   愛する気持ちがある、慈しむ気持ちが、このココロにあること、
                   それは、かけがいのないことなんだろうな。
                   その尊さに、感謝していこうと・・・フォトを整理しながら思った。
by oak412 | 2011-07-21 08:55 | 日々のこと