茶々の里

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かろやかに10月を


朝起きたら、どしゃ降りでした。

10月のはじまりは、雨。



大好きな詩人 北園克衛さんの もっとも好きな作品(詩)の季節がきました。

「十月のノクタアン」

つひに意味なく秋でした
ぺイヴメントにアパアトの窓に
プラタナスの葉は散るだらうか
タイプライタアのやうな音をたてて

口笛を吹かう
過ぎた日の美しい恋が貝殻なら
壊れた貝殻は何の諷刺だらう
雲が飛ぶ
月がちぎれる
電車がヴァイオリンの真似をする




フォトは九月半ばのもの。
こんなふうに。
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風のふくまま、気のむくまま。
ぼちぼちと。
かろやかに。
そんな気分ですごしたい10月です。






同じく、北園克衛さんの詩。
わたしには、いつの「秋」も、この詩がみずみずしく染みいるのです。


「秋のスピイド」

落葉が頬にちつてくる
プラタナスの道のゆきかへり
僕はふと上空を見た
一台の郵便機が虹の弧を描いて
街を去つていく
友よ
ただ何となくマカロニイを食べよう
この夕暮れの水いろのひととき

by oak412 | 2011-10-01 07:22 | 日々のこと